熱帯スイレン 熱帯睡蓮 Nymphaea water lily

 

熱帯スイレン 熱帯睡蓮 Nymphaea water lily コンテンツ

熱帯睡蓮の魅力

息を呑むほどに鮮やかに美しい花色、上品ながら主張のある姿、優しく沈み漂う甘い芳香…。
この夏あなたの手で咲かせてみませんか?

mukago 熱帯スイレンの大きな魅力・・・それは美しい花色・姿と香り。日本の池などに自生しているスイレンよりも派手な花色は、花芯との鮮やかなコントラストが目を惹き、葉に模様がある品種はより華やかです。甘く神秘的な花の香りを堪能できるのも、家での栽培の醍醐味でしょう。「ナイルの花嫁」の別名にふさわしく、いかにも熱帯的な美を凝縮した花です。

近年、その艶やかな魅力で人気の熱帯スイレン。日本の池などで自生している温帯スイレンは、昼咲きで香りはほとんどなく、上品な風情の花を水面近くに咲かせます。対して熱帯スイレンは、昼咲き・夜咲きの品種があり、水面から高く伸ばした茎の先に咲く花は、強い芳香を放ちます。そして、なによりも人々を魅了してやまないのが、その息を呑むほどに鮮やかな花色。白、黄、ピンク、オレンジなどほとんどの花色がある中でも、まるで発光するように美しい青い花が咲く品種は、特に人気を集めています。

monet_blue_waterlily実は、古来から青い熱帯スイレンの神秘的な美しさは、世界中で愛されてきました。「睡蓮」の連作名画で高名なクロード・モネもその美に憧れた一人。自然の造形と光を捉える印象派の巨匠として知られるモネは、庭と植物を愛した名園芸家でもありました。アトリエを構え後半生を過ごした「ジヴェルニーの庭」に「水の庭」を作り、晩年は日々池の前で、光ゆらめく水に咲くスイレンの絵を200点以上も描き続けたのです。ここで絵になったのは、ほぼ全てが温帯スイレンの花々。しかし、この連作の中でも「青い睡蓮」と名のついた1枚の絵には、名前のとおり青いスイレンが描かれています。モネはその当時、遥かアフリカの川辺にしか咲かない青いスイレン・・・つまり熱帯スイレンを、自分の庭で咲かせることを夢見ていました。手を尽くして青い熱帯スイレンの株を手に入れたものの、北フランスのモネの庭ではついに花開くことはなく、モネはこの絵を想像で描いたと言われています。 原産地エジプトでも、昼咲きの熱帯スイレンは、朝に花開き夕刻に閉じることから「太陽の花」と喩えられ、また花を閉じてもまた翌朝に艶やかに咲く姿を、復活の象徴と捉え崇めていました。その魅力は海をわたり、仏教国インドを経て、我が国の仏殿の中にも、ハスやスイレンの花をモチーフとした蓮華(れんげ)として表出されています。泥水の中で生きながら泥に染まらず美しい花を咲かせるさまを、混沌の世を救う仏になぞらえているのです。各仏様の誓いを表現する持物(じもつ)となる蓮華、モネの憧れた青いスイレンを手に持つのは、知恵を司る文殊菩薩です。 洋の東西も時空も越える花の物語、お話の続きはあなたのお庭で…。